太陽神 (2017年5月14日に見た夢)

夜の芝生の庭。会場に先に入っている家族たちと電話する(まだ白髪が生えていない歳の)母。もう時間が遅く、星空からイオンが出てしまっているから、こっちには来なくていいよ。そんなことを話している。

出番を控え、僕は、他の出演者たち同様、衣装の着付け。男性服の正式な着こなしに詳しい父や、その他の人に手伝ってもらっている。スラックスの裾を大きく折り曲げるなど。僕は帽子をはすにかぶってカッコつけて出てみようとしたけど、帽子はかぶらないものだと止められてしまった(修士課程のころに買ったあの赤い夏用のハットだ)。

結婚式が始まると、僕はまず儀式の手順通り颯爽と歩く。明るい部屋だ。向こうの入り口から入ってきて同じように歩きだしたのは、顔見知りの青年で、かれもまた今回の新郎の一人だ。右回りに僕らが歩いている「バージン・ロード」は、ぐるっと四角くならべられた会議テーブルで、おいしい料理も出ている。だが、それよりも、この結婚式の特徴として、会議テーブルにはたくさんの本が積んであり、参加者はそれをとって読むこともできる。ただ、行進する都合上、立ち読みしてじっくり選んでいる暇はない。なかの一冊には、アメリカの科学政策は実は効果的でなく、政府による3大科学賞も廃止になった、ということが書いてあった。

親戚たちもあつまる晴れの舞台。若々しい僕。気分がよいあまり、行進のくだりをちょっとだけ長くやりすぎてしまったようだ。しかし、それも、「日輪を運ぶアポロンのようだ」と評判になった。